サインの切り替わり

さて、今日は、獅子座の新月でしたね。
15日に火星と土星の合ができた後、その合と60度で新月が起こりましたので、それに関連しつつの、新しい流れをひとつまた呼び込んだタイミングだと思います。

ここのところ、おもしろいな、と思っているのは、サインの切り替わりについてです。

出生時間と出生地が判る場合、とても正確なホロスコープが出ます。
そうすると、どの感受点が、何座の、何度か、というのが判ります。

(生まれた時間と場所がわからない場合、月とASCとMCの度数、それから各ハウス割りは判りません。)

すると、例えば、牡牛座29.99度と、次のサインの双子座1.00度では、明らかに違いがあるのです。

たった0.01度の違いで、あまりにはっきり差がでるということ、宇宙の神秘だなあ、と思います。
その差を出すには、きちんとレクティファイしなければいけませんが、ひとりの人の、性格や運勢に、度数がデジタルに「効く」のは、なんとも不思議に思います。

そして、その差をはっきり描きだせる、占星術というシステムを考え出した人は、本当にすごいな、と思うのです。

8/22に、この、土星と火星を追い越した月が、一足先に蠍座入りし、
8/24の0時台に、まず火星が、
9/2にドラゴンヘッドが、
10/5に、合になった直後に、まず水星が、次に
10/6に土星が、
次々に蠍座入りします。
(全て東京での時間です)

蠍座は、あなたにとって、何ハウスのカスプ(ハウスの始まり)でしょうか、
そして、火星、土星は、何ハウスのルーラーでしょうか。

8月終わりから、10月はじめにかけて、強調される蠍座。

土星という重い天体(すすみかたが遅く、影響が長い天体)と、
火星という、やはり行動力や行動パターン、着火剤のような、瞬間的なパワーを表す火星、
さらにサインのルーラーと言う意味では、それぞれの人の解釈がさらに追加されますが
この2つの天体が、蠍座に入ることで、何かが、はっきりと、切り替わるはずです。

蠍座では、自分自身をなくす、環境の中に溶け込ませることで、自分よりひとつステージの大きな自分に生まれ変わるような、エゴの死と再生を体験する、それなくしては完了し得ない体験があるはずです。

それは、本当に変容、つまり、今までの自分がなくなり、新しいものに生まれ変わる、という体験があるはずです。

あなたにとっては、どんな変容が待っているのでしょうか。

ちょっとドキドキしますが、変容後のあなたは、本来あなたが求めていた姿であるはずです。