トランジットの火星×土星のコンジャンクション

明日の夜に乙女座新月を迎えますね。
その直後に火星と土星のコンジャンクション、合を迎えます。

火星と土星の合は、約2年ぶりですね。
前回は、天秤座でしたが、今回は蠍座です。

蠍座と言えば、4/29の牡牛座日蝕が思い出されます。
牡牛座9度。
今回は、反対の蠍座18度で、土星と火星の合です。

牡牛座-蠍座軸で起こる、わりと印象的なそらの出来事。
牡牛座、蠍座に太陽、月、ASC-DES、MC-ICのアングルを持つ人は特に
今年はかなりくっきりした出来事を体験されている真っ最中かもしれません。

ちなみに私は、土星が火星とコンジャンクションになる少し前に、
あるハーフサムの軸を通過しまして、ばっちりそのタイミングで
火星的なトラブルを体験しました。

もともと、火星・土星と天王星も150度を取っていて、
その天王星は、ご存じ、冥王星と90度を取り続けていて
土星と冥王星はミューチュアルリセプションで、
2つの天体の示す力がストレートに出やすい状態での
このハードアスペクト模様。
さらにさらに、そろそろ天王星は、ドラゴンテイルと合のオーブに入ってきています。

これはもう、どう考えたって、大変は大変。
ただ、こういう時こそ、普段は超えられない壁を超えられたりもします。

話は戻りますが、今回の火星と土星の合にシンクロしているように
思われる出来事が、周りにも、とても多く見られます。
蠍座なだけあって、火星のでかたも、土星のでかたも、
けっこう猛烈な感じを感じます。

人間関係のスペースに比べて、
お互いの、どうしても譲れない思いや、関係や、意志ででき
た明らかに質量が大きすぎるエネルギーが
ぎゅぎゅぎゅ。。。と詰め込まれうずまく中、蠍座のスペースで起こる、

挑戦、勇気、チャレンジ、怒り、電光石火、短期集中、決断、
そんな火星の示すエネルギーと。
どこまでも徹底的に冷静で現実的な、嘘を見逃さない、忍耐、時間、手間暇、
長期的な取り組み、蓄積に蓄積を重ねたような、土星の示すエネルギーが
がつんとぶつあり合い、まるで一瞬、小さなブラックホール、異空間でもできてしまいそうな。

この、濃い質量の中での猛烈なぶつかりからしか見えないものが、
見える、判る、そこから始まるスタートがあるようにも思います。

いろいろなパターンを周囲で見ていて思うのは、
土星を見方につけている人が、一番動じないように感じます。

出来事としては大きいので、それなりにくっきりした出来事が起こってますし
心理的には当然それなりの高まりがあるのが良く分かるのですが
うろたえることなく、現実的にしっかり対処していらっしゃる。

強いなあ、と、私なんかは思います。

今回の図は、もう少し触れたいところもあるのですが、
今日はここまでにしておきたいと思います。

自分の中の、火星と土星を、ぶつけあうのではなく、
上手く混合して、使い道を考えましょう。

きっと蠍座が示すような、死を経た本当の再生、
これを経たら、前の自分には戻らないような、
本当の成長、進化、という生まれ変わりの道が見つかるはずです。